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日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

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頭痛とは? 神経内科

頭痛とは?

Q・・・ 慢性頭痛の特徴は?
A・・・ 慢性頭痛は、種類によって頻度や痛みの様子、随伴症状などが異なります。
病気として問題になる頭痛には、脳の病気に伴う頭痛および慢性頭痛があります。頭痛が起こる脳の病気には、クモ膜下出血、脳出血、脳腫瘍、頭部外傷などがあります。一方、慢性頭痛がなぜ起こるのかについては、現在のところ詳細は明らかになっていませんが、以下のような原因が考えられています。



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片頭痛

頭痛の頻度
月に1~2回程度、多い時で週に1~2回。

持続時間
数時間~3日間程度。

日常生活への影響
痛みで寝込んでしまう、仕事が手につかないなど、日常生活に支障をきたすこともある。

痛みの様子
発作的な強い頭痛で、頭の片側または両側に「ズキン、ズキン」「ガン、ガン」とまるで頭のなかに心臓があるように激しく脈打つような痛み。

随伴症状
普段は何でもないような刺激にも敏感になる。強い光や大きな音を感じたり、体を動かすだけで頭痛が悪化する場合が多い。通常、吐き気を伴い、吐くこともある。

原因、きっかけ
ホルモンの変動や気温の変化、ストレス、食べ物(チーズ、チョコレート)、飲み物(ワインなどアルコール)が引き金になる場合が多い。

その他
予兆、前兆があることが多い。予兆として頭痛の1~2日前に体がむくんだり、イライラしたりする。前兆として頭痛の直前に視野障害や感覚障害が起こる。最もよく現れる前兆は視野の中心にチカチカ光るギザギザの線が現れ、拡がっていく「閃輝暗点(せんきあんてん)」という現象である。片頭痛は女性に多く、男性の約4倍にもなる。また、片頭痛の人のうち40%は家族にも頭痛持ちの人がいる。


・・・ 片頭痛の治療法は?
A・・・ 早期の治療と安静がポイントです。
拡張した血管を収縮させる薬剤の服用が効果的ですが、片頭痛の治療は早期治療がポイントです。頭痛が起きたら即座に治療を開始することで、痛みを減少させ、吐き気や嘔吐などの症状を防止したり、頭痛の期間を短くすることができます。早期に受診し、適切な治療を受けましょう。 また、片頭痛の早期では、暗い静かな環境で安静に過ごすことによって症状を和らげることができます。薬剤による早期治療に加えて、安静も重要な治療法となります。

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緊張型頭痛

頭痛の頻度
毎日のように起こる。

持続時間
数時間~丸1日程度。

日常生活への影響
仕事に支障をきたす程度ではない。

痛みの様子
頭全体を「ギューッ」と締め付けられるような痛み。

随伴症状
肩や首筋がこる。全身がだるく、疲れやすくなる。フワフワするようなめまいがする。

原因、きっかけ
対人関係などの精神的ストレスや、筋肉の疲労などによる肉体的ストレスが原因。例えば、1日中コンピュータに向かう仕事をしていると不自然な姿勢が長時間続くため、これが原因となることがある。

その他
上記のような症状に加え、吐き気などを伴い、発作性に強い片頭痛の症状がみられる場合は、二種類の頭痛が混じった「混合型頭痛」の可能性がある。


・・・ 緊張型頭痛の治療法は?
A・・・ 鎮痛薬・消炎鎮痛薬の服用と共に筋緊張をほぐし、精神的ストレスを除くようにします。
鎮痛薬や消炎鎮痛薬の服用によって痛みを和らげたり、緊張している首や肩の筋肉に対して緊張をほぐす薬剤や、血液の循環をよくする薬剤なども効果があります。さらに、精神的ストレスを除くための薬剤を併用することもあります。



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群発頭痛

頭痛の頻度
年に1~2回、ある一定期間(数週間~2カ月間)ほとんど毎日決まった時間に起こる。夜あるいは明け方に起こる場合が多い。

持続時間
数十分~3時間程度。

日常生活への影響
痛みで夜中に目が覚めたり眠るのが恐くなるなど、日常生活に大きな支障をきたす場合がある。

痛みの様子
突然、片方の目の奥が激しく痛む。目の奥がえぐられるような痛み、じっとしていられないほどの痛み、などと表現されることが多い。

随伴症状
痛みのある側だけ目が充血する。涙や鼻水が出る。

原因、きっかけ
頭痛期にアルコールを摂取した時に起こることが非常に多い。

その他
男性に多い頭痛である。

Q・・・ 群発頭痛の治療法は?
A・・・ 血管の拡張を抑える薬剤が有効です。
群発頭痛では、片頭痛と同様、拡張した血管を収縮させる薬剤の服用が効果的です。 群発頭痛は夜あるいは明け方に起こることが多いので、毎晩痛む場合は、寝る前に血管が拡張しないように働く薬剤を服用すると夜間の頭痛を抑えることが可能です。
また、群発頭痛の発作時には、100%の純酸素を吸入することで症状が治まるため、安全で効果的な治療とされています。

http://glaxosmithkline.co.jp/healthcare/wellness/zutsu/about/04.html
監修:埼玉医科大学神経内科講師 金 浩澤 先生



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